気がつけば冬が終わろうとしています
昔は冬がきて、マフラーをしめただけでも、イルミネーションやクリスマスの飾りを見かけただけでもワクワクしました
しかしながら主婦歴も10年以上になってくると
「冬っていいな」と思うのはクリスマスでもバレンタインでもなく、
“作った料理を一晩出しっぱなし”でも悪くならない時だったり…..
同様に夏……大人になった私は
「今年はいっぱい花火していっぱいかき氷食べるぞ!」と奮い立つでもなく、陽炎や水のキラキラに感動するでもなく…….
「夏っていいな」と強く思うのは
洗濯物がバッチリ乾くのを実感する時です
中高生の頃の心のキラキラが懐かしい…..
そんな私にもしみじみと季節を感じて嬉しくなるアイテム、それが我が家の庭に咲くミモザです
桜よりもず〜いぶん先に花が咲き、冬疲れの心身に春を知らせてくれます
しかしながら1年前の私は、自分だけの心の持ち様ではどうにもならない事態に悩んでいて…….
ほころんだミモザを見た時に「嬉しげにやってくる春が憎い」と思ってしまったのです
花を憎いと思うなんてよほど疲れていました
その後、断腸の想いで悩みの素を切り捨てるようにして、悩み事からは解き放たれました
今年のミモザを見ても、もう季節が憎いとは思いません
ただほころんだミモザを見ると、一年前の苦しかった自分とはなれた安心感や、切り捨てたものの重さ、巡ってきた季節を想って複雑な気持ちになります
こんな気持ちは中高生にはわかるまい
私もかなり大人になった…….という事かなぁ