戦慄のみそ汁

秋と冬の境い目の季節の、夕刻のこと

 

1人の主婦がグリルで魚を焼きながら、みそ汁の具材を鍋で煮込んでいました

 

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「昨日も夕食は魚だったし、今日は肉にすれば良かっただろうか…」

 

ぼんやりと主婦は鍋を見つめながら考えて込んでいました

 

昨日とさほど変わらない夕支度の風景

 

それなのに、今日は何かひどく違和感を感じるのです

 

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グツグツと煮立つみそ汁用の鍋

 

あとは味噌を入れるだけで完成するその鍋を見つめながら、

 

主婦は何か得体の知れない大きな不安を覚えはじめました

 

「何かがおかしい」

 

「何かがいつもと大きく違う」と。

 

 

煮込み段階のダシ汁の色が、今日に限っては異様な程に色味が濃いのです

 

 

主婦は戸惑い、その原因について思いをめぐらせました

 

 

「!」

 

 

「あ!」

 

 

「ま、まさか!」

 

 

「でも、それ以外には考えられない…」

 

 

「ダシパックじゃなくて」

 

 

「麦茶パックで煮込んじゃった……」

 

 

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とりあえず麦茶パックを急いで引き出し、ダシパックにすり替えてみたものの…

 

異様にいつもより濃い色&風味はごまかせません

 

おそるおそる味見してみたところ、誤魔化しきれないフレーバーな感じ

 

「どうしよう(T . T)    この妙に深みのある味噌汁……」

 

しかもこんな日に限って、「いつもは夕食で食べ切る量」しか作らない味噌汁を

 

「明日は朝ごはんにも食べようかな」と2倍作っているのです……

 

困惑した主婦は、

 

とうとう完成した味噌汁に牛乳を投入してみる……という暴挙に及びはじめたのです

 

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さあ、夫と子供は、いつもと同じであるハズのみそ汁が、根本からしていつもと全く違うことに気付くのか(汗)

 

 

季節と季節の境い目、  そして昼と夜の入れ替わる時刻

 

「逢魔ケ時(おうまがどき)」とも言われるその瞬間には、

 

何気無い日常にも戦慄の出来事が入り込むものです

 

 

このBlogを読んでいるあなた。

 

今日の夕飯、、いつもと同じでしたか???

 

 

 

なんつってね。

 

 

「だしパック」と「麦茶パック」の入れ間違い。  これって主婦のあるある………だよね???? (汗)

 

はぁ〜……(ためいき)